Tokyo

Group Exhibition

2023/7/8–7/22

WORKS

Artist
Park Seo-Bo
Title
Ecriture No.040624
Year
2004
Material
Mixed media with Korean Hanji paper on canvas
Size
130 x 162 cm
お問合わせ
Artist
高松 次郎 Jiro Takamatsu
Title
複合体#703
Year
1976
Material
Brass
Size
36.5 x 20 x 25 cm
Artist
菅 木志雄 Kishio Suga
Title
ラインズウオール 華厳
Year
2002
Material
Wood, acrylic paint
Size
90.7 x 40.2 x 3.8 cm
お問合わせ
Artist
児玉 靖枝 Yasue Kodama
Title
青の水路
Year
1995
Material
Oil on canvas
Size
195 × 163 cm
お問合わせ
Artist
蔡国強 Cai Guo-Qiang
Title
山水のイメージ
Year
1988
Material
Gunpowder and ink on paper
Size
14.7 x 10.2 cm
Artist
瀧本 光國 Mitsukuni Takimoto
Title
作品 No.1
Year
1981/1995
Material
Katsura wood, pigment
Size
159.3 × 84.7 × 4.5 cm
お問合わせ
Artist
北川 宏人 Hiroto Kitagawa
Title
TU2015-blue pants, boy
Year
2020
Material
Ceramic, glaze
Size
46 x 13 x 10 cm
お問合わせ
Artist
SHIMURAbros
Title
TRACE – SKY - Floating Clouds 11 (Ed. 2/2)
Year
2018
Material
Mirror, optical glass, electrical wire, wood
Size
48 x 48 x 15 cm
お問合わせ

朴栖甫(Park Seo-Bo)は1931年に韓国の慶尚北道、醴泉に生まれ、1954年に弘益大学美術学部絵画科を卒業後、1961年のパリ滞在を経て、モノクロームの線画や韓紙の質感を活かした作風を発展させました。韓国現代美術の先駆的存在であり、韓国単色画(Dansaekhwa)を代表する作家です。
朴は「エクリチュール」シリーズで最もよく知られています。1960年代後半に始められた「エクリチュール」シリーズは、道教や仏教の哲学や韓国の書道の伝統を起源とし、時間、空間、物質の概念と密接に結びついています。初期の作品では、まだ乾いていない単色の絵の具の表面に鉛筆の線画を描いていましたが、後期の作品では、韓国の伝統的な和紙である韓紙を重層的に用い、指や器具で表面に縦線を入れて幾何学的な起伏を作ります。こうして生まれる形態や色彩の限定性はミニマルアートを思わせるものですが、「描く」ことを通じて反復的行為を写し取ってゆくその作品は、西洋のコンセプチュアル・アートとは異なる経路を通じて、ある精神性へと至る試みと言えるでしょう。

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菅木志雄

菅木志雄は1944年岩手県盛岡市生まれ。1968年多摩美術大学絵画科卒業。1970年前後、美術運動「もの派」の中心的アーティストとして活躍し、国内外の数多くの展覧会に参加してきました。菅は石や木、紙、布、金属など日常にありふれたものを組み合わせて制作を行っています。空間を大胆に使ったスケールの大きい作品群は、素材間、さらには素材を取り巻く空間との関係を構築することで、物質性をあらわにするものです。主な個展に「揺らぐ体空 菅木志雄インスタレーション」(岩手県立美術館、05年)、「菅木志雄- スタンス」(横浜美術館、99年)、「菅木志雄展」(広島市現代美術館か、伊丹市立美術館、神奈川県民ホールギャラリー、千葉市美術館、97年)など。

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瀧本光國

瀧本光國は1952年福岡県生まれ。1977年にイタリアに渡りミラノで活躍する豊福知徳に師事し、以降、伝統技法を守りながら、45年にわたり一貫して木彫の作品を制作してきました。また瀧本は古い仏像修復の専門家としても活動しています。1980年代、豊福の影響を受けてレリーフ状の抽象彫刻を制作していた瀧本は、90年代に表現を変化させ、具象へと近づいて行きます。具象とは言っても、瀧本が対象として選んできたのは滝や川、あるいは雲や煙など、見る人の記憶にかすかな残像として留まるかたちばかりです。これら流動的なかたちの表面に残されたノミ跡は、制作という行為の痕跡であると同時に、不定形のイメージを掴もうとする意識の働きを象徴するものです。

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北川宏人

北川宏人は1967年、滋賀県生まれ。1989年に金沢美術工芸大学を卒業後、マリノ・マリーニなどの当時のイタリア具象彫刻家に憧れ単身で渡伊。アカデミア美術学院ミラノ校とカラーラ校で学び、テラコッタの古典的彫刻技法を習得します。帰国後は一貫してテラコッタを使用した彫刻を制作し国内外の美術館とギャラリーで作品を発表。近年では金沢21世紀美術館のコレクション展に出展するなど原始素材である土の素材感にアクリル絵具で生彩を与え、現代に生きる人間像を表現しています。

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SHIMURAbrosはユカ(1976年生まれ。多摩美術大学卒後、英国セントラル・セント・マーチンズ大学院にて修士号を取得)とケンタロウ(1979年生まれ。東京工芸大学 映像学科卒)による姉弟ユニットです。平成21年度文化庁メディア芸術祭アート部門優秀賞受賞。その後カンヌ及びベルリン国際映画祭での上映をはじめ、日本国内外の美術館で作品の展示を行い、近年では恵比寿映像祭への出品や、NTU CCA Singaporeのレジデンスプログラム参加など、活動の場をさらに広げています。2017年にはArtReview Asia誌のA Future Greatsに選ばれました。平成26年度ポーラ美術振興財団在外研究助成を得て拠点をベルリンに移し、現在はオラファー・エリアソンのスタジオに研究員として在籍し活動しています。最近では、愛知芸術文化センター・愛知県美術館オリジナル映像作品の第30作の制作作家に選出され、第二次大戦中に「命のビザ」を発給した杉原千畝を起点に、現在も続く難民問題について考察した映像作品『Butterfly upon a wheel』(2022年)を制作しました。

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