Beijing

岡本信治郎 The Pioneer of Japanese Pop Art

2020/8/15–9/30

展覧会詳細については英語ページ、もしくは中国語ページをご覧ください。

WORKS

Title
虫世界
Year
1997
Material
Liquitex
Size
80.3 x 116.7 cm (14 pieces set)
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Title
立体絵画・頭の回転
Year
1987
Material
Liquitex, A wood tub, Plastic spheres
Size
145.6 x 162.5 cm
お問合わせ
Title
10人のインディアン
Year
1996
Material
Liquitex
Size
100 x 72.7 cm (10 pieces set)
お問合わせ
Title
虫世界 あるいは、大群的五十歩百歩
Year
1997
Material
Liquitex
Size
390.3 x 162 cm
お問合わせ
Title
ころがるさくら・ころがる爆弾
Year
1999
Material
Liquitex, plastic sphere
Size
91x91cm (4 pieces set)
お問合わせ

岡本信治郎

岡本信治郎(1933-2020年)は都立日本橋高等学佼を卒業後、独学で水彩画をはじめました。1960年代に入り、簡潔な線描とアクリル絵の具の明るい色彩を用いた画風を確立します。1962年、1963年にシェル美術賞展で佳作、1964年に第1回長岡現代美術館賞展で大賞。以降、東京ビエンナーレ、現代日本美術展など国内外の展覧会に出品。近年では、ポップアートを世界的な文脈で紹介する「International Pop」展(ウォーカーアートセンター、ダラス美術館、フィラデルフィア美術館を巡回)に出品されるなど、戦後日本の一傾向を示す美術家として、国際的な評価が高まっています。東京画廊での第1回個展は 1966年に行っています(『虫 世界―あるいは大群の風景』)。また制作の傍ら、凸版印刷株式会社のアート・ディレクターとして勤務し、81 年までデザインの分野で活躍した一面を持ちます。
岡本はその長いキャリアにおいて、異なるスタイルによる多くのシリーズを展開しました。主題は下町の大衆文化から美術、宗教、歴史など多岐にわたります。作品は綿密なスケッチをもとに生み出され、感情を排した筆遣いによる形象が賑やかに画面に配置されます。リトグラフやシルクスクリーン、立体絵画、オブジェと、同一のイメージで色・サイズを違えてヴァリエーションを作るのは、「おかしんワールド」の真骨頂であり、展示スペ ースを圧巻のスペクタクルへと転じさせます。明るい祝祭的な画面空間には、観客を楽しませながらも迎合しない、台風の目のような静けさがあります。

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