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WORKS
比田井南谷
現代書の祖と称される比田井天来(1872-39年)の二男として生まれた比田井南谷(1912-99年)は、父が死去した1939年に書道研究機関「書学院」を継承し、45年から抽象的表現を探求する前衛書を制作し始めます。その後も実験的な姿勢を強めた南谷は、59年に渡米し、多くの現代美術の作家と交流を重ねます。ニューヨーク、サンフランシスコ、ワシントンにおける個展の開催、20校にも上る大学での書道史の講演、芸術家に対する書の指導など、書芸術の海外普及に全力を注ぎました。
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