Tokyo
金田勝一 プラモ風景画展
2006/11/10–12/2
金田勝一「プラモ風景画」展
2006/11/10(fri) - 12/2(sat)
*戸村美術との共同開催となります
オープニング・レセプション:2006年11月10日(金)18:00 - 20:00
この度、東京画廊と戸村美術は京都で制作活動を行っているアーティスト、金田勝一による個展「プラモ風景画展」を共同開催いたします。金田勝一は今年春のオランダでのグループ展、2005年末のドイツでの劉野(LiuYe)との同時個展開催等、国際的に活躍の場を広げており、現在は代表作であるサメの立体『Human's Own Evo2』が釜山ビエンナーレに出展されています。作品表面の艶やかな色の豊かさが印象的な金田の作品は、ニスやアクリル絵具、自動車用の塗料などを使うことによって生み出されており、ステッカーや転写式シールといった素材も巧みに用い、金田独特の魅惑的な作品世界をつくり上げています。
平面作品では、日本の国道をモチーフとした既存の作風に、金田の言う「プラモデルの様な風景」「風景画のキット」的な要素がより付加された新作が出展されます。そしてサメの立体作品が高い人気を誇る金田は、今回の新作でザリガニに挑みます。東京画廊では平面作品を中心に、戸村美術では平面と立体とを織り交ぜた展示となります。
今回の展覧会への意気込みを金田は以下のようにコメントしています。『今回はよりプラスチック、FRPの素材の放つ光を大事にした絵作りになっています。僕の見ている現実であったり、リアリティーが、フィクションや御伽話を擦る瞬間(それは漫才や落語で言えば爆笑の起こる瞬間なのですが)、そう言う僕にとっての「特上のリアリティー」、奇麗な気持ちの良い「嘘」がFRPの画面の上に繰り広げて行ければ良いなと思っています。』
今後も更なる活躍が期待される金田勝一の個展「プラモ風景画」展に是非お越しください。