Tokyo
ジェーン・ディクソン Regeneration
2008/1/16–2/9
「Regeneration」ジェーン・ディクソン個展
2008/1/16 - 2/9
オープニング・レセプション:2008年1月16日(水) 18:00~20:00
この度、東京画廊+BTAPでは、Jane Dixon(ジェーン・ディクソン)個展「Regeneration」を開催いたします。本展覧会は、ドローイングとエッチング、そして点字を使った作品、計20点が発表されます。
今回の展覧会は、2004年9月にヨコハマポートサイドギャラリーと同時開催で行われた「Under False Colours」以来、東京画廊+BTAPでは2回目の個展です。「Under False Colours」では、軍事的なイメージを用いて「欺き」と「脆弱性」をテーマにしたシリーズを発表したディクソンは、今回は「Regeneration」(再生・再建・復活)をテーマにした作品に挑みます。
「Regeneration」プロジェクトは、コンセプトを明確にしており、構造上において継続的であり、有機的な主題を持っています。人間の身体、記憶、町の風景、物質、そして社会全体の脆弱性と再生・再建を、シティースケープやビル、空地などのスペースを、メタファーを用いて表現しています。ジェーン・ディクソンは、我々の存在する物質世界と集合意識の両方において、「代用する」という観念、つまりあらゆる物がいかに簡単に消失し、また消失したものがいかに簡単に置き換えられるか、ということに基づいてイメージを描きます。
制作は、2006年に作家がArts Council of England賞を受賞したことを機に始まり、その後もイギリス国内外で多数の展覧会で同シリーズの作品を発表し続けています。最近では、大英博物館のPrints and Drawings Departmentのコレクションにも収集され、2007年11月16日~2008年3月9日まで同美術館展覧会で作品が展示されています。
東京画廊+BTAP開催の「Regeneration」展は、上記プロジェクトの全貌を現す初めての個展になります。また、2008年は、ブリティッシュ・カウンシル主催のUK-Japan 2008の年でもあり、現代英国のクリエイティブ文化・芸術が、イベントや展覧会などを通して日本に紹介されます。この機会に、Jane Dixonの作品をぜひご高覧ください。